2013.04.30 Tuesday:お食事
2013年4月、ミシュラン一ツ星を獲得した味吉兆の元料理長が
「味所望」をOPENされたので、早速行ってまいりました(^^)。
料理長の清水義隆氏は、私の日本料理の先生だった方で、和食の
魅力や味、色遣い、器の美しさなど数々の事を教えて頂きました。
お店のしつらえも、静かに美しく落ち着いた雰囲気です。
カウンターの後ろには、手入れされた坪庭があり、
自然と姿勢が正され、癒されます。
お料理は、あっさりした淡白な出汁を中心にしみじみ美味しく、
香りや味わいが引き立つ、大変素晴らしいものでした。
こちらです(^^)。






先付けには、バチコがあしらわれています。
バチコとは、ナマコの卵巣を干したもので高級珍味。
椀のトメには、めずらしい「ゆずの花」。
優しい苦みとゆずの香りがお出汁を引き立てています。
揚げ物は、初めて頂いた「こしあぶら」という山菜。
たらの芽が王様で、こしあぶらは女王と言われているそう。
とてもとても苦くて美味しかったです。
焼き物は「鯛のキノア餡」。
キノアとは、南アフリカの穀物(Quinoa)。
NYにいた頃、ルームメイトが作るキノアのサラダが大好きで、
先日、NYへ行った時もリクエストして作ってもらった程ですが、
日本料理として頂いたのは初めて。キノア自体が淡泊な味わい
なので、和食にも合うんですね。驚きました。
鱗は、しっかりと揚げてあるので、パリパリと香ばしく頂けます。
桜エビご飯。
こちらは、味吉兆でも頂きましたし、過去に教えて頂いた事も
あるので、季節的に出して頂けるのではないかと、密かに楽しみに。
大変、美味しく頂きました。大好物です(^^)。
どんなことでも惜しげもなく教えて下さる、清水義隆先生。
全ての所作が丁寧で美しい先生です。
月ごとにお料理が変わるので、またお伺いしたいと思います。
それまでは、
味所望のブログで食材を楽しみながら…(^^)。